Joさんの旅情報

南北戦争と明治維新

2005年11月7日


アメリカ南部ジョ-ジア州アトランタにやって来ています。
日本では鎖国を続け外国から何の情報も入って来なかった平和な江戸時代のまっただ中、世界は大きく動いてました。
時の日本人口2900万人で米国は3100万人、江戸は独自の芸能・文化が栄え世界でもまれにみる政治的に安定した平和国家でした。

その頃の世界はスペインが勢力拡大を続け、中米カリブに進攻し、さらに金鉱山を求めて北米大陸に上陸します。
それから50年後、世界勢力図はスペインに代わってイギリスが力をつけ資源を求めて勢力を拡大し大英帝国の基礎を築いてゆきます。北米大陸では綿花と穀物生産地としてプランテーション集団農業を米南部に拡大して行き、その労働力として黒人を奴隷としてアフリカから運んできました。

南北戦争はその奴隷達を解放しようと北軍と南軍が戦い、武力装備に勝る北軍が勝利し、リンカ-ン大統領が奴隷解放宣言をし、市民権が与えられました。まさに「風と共に去りぬ」の時代です。その南北戦争で不要になったスペンサ-カ-ビン銃が長崎経由で佐賀藩や長州藩に持ち込まれ江戸城の無血開城に大きく影響されたといわれています。
その後も戊辰戦争を優位に進めれたのは「日本名スペンサルカ-バイン銃」であり、南北戦争がもっと長引いてたら違った形の明治維新だったかもしれませんね。



Jo


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