Joさんの旅情報

世界の街から 北欧

2006年6月26日


マルメコペンハーゲンの国際ロータリー世界大会(6月11日~14日)参加の行事を終えて空路ストックホルムに向かいます。暖かいというより暑いぐらいの日中の日差しに爽快な北欧の夏を感じます。ストックホルムの日没は10時頃で4時には明るくなります。最終目的地のヘルシンキまで行くと白夜でしょうね。
デンマークとスウェーデンはEUには加盟していますが、通貨は国民投票で選択したクローネを使っています。何もかもが高くて、合わせて25%の消費税15パーセントのサービス料を加算するとめまいがしてきます。ロータリー世界大会のおかげか街は観光客で賑わって活気づいています。今回の季節はハーリングという名前いわしの酢づけが旬で美味いです。

ストックホルムはスウェーデンの首都で、海に面して建つ美しい町並みが夏の季節だけで観光客を楽しませてくれます。
ノーベル賞で有名なこの国は英語を含めた多言語を使い分ける優位性を活用して、コンピューター等の最先端ビジネスで成功を収めています。ボルボ・サーブ・IKEA・エリクソンなど世界的優良企業を多く生み出しています。
タクシードライバーにこの国の抱える問題を聞いてみると、揃って行こう移民問題と答えます。ドイツ、フランス、イギリスなどEC 先進主要国では移民問題が重要課題の様ですね。高福祉を実現するために求めた安い労働力と移民による税収増のつけが今になって国民の不満になって表れてきています。
違う波も押し寄せてきています。ストックホルムには200以上のSushi-Barがありそのほとんどは中国人経営です。中央駅前のCasinoでは昼間からカジノに興じるチャイニーズでいっぱいです。今日のストックホルムからヘルシンキへの豪華客船は2900人の乗客うち1割近い中国系の方が乗船されていました。恐るべしチャイニーズパワーです。

この季節北緯60度のフィンランドの首都ヘルシンキまで来ると、真夜中に少し暗くなるだけで一日中昼間な感じです。
ホテルの窓を閉めていても明るくて熟睡はできません。それではと、ホテルのBarに行くも自然光でお酒楽しんでいるんですね。
一日中夜の季節があるからかこの時期は太陽を大切にするんですね。このヘルシンキから鉄道で6時間、空路なら1時間でロシアのサンクトペテルブルクに行けます。
またヘルシンキ港から高速艇で1時間半で、バルト三国のひとつエストニアの首都タリンに着きます。タリン港からすぐの城壁に囲まれた石畳の旧市街やロシア正教会は世界遺産にも登録されてとても美しい街の日です。エストニア・ラトビア・リトアニアをバルト三国と呼びますが、迫害から逃れるユダヤ人に日本政府の命令に欺いてビザを発給し6000人余りの命を救った杉原千畝の話はリトアニアでの出来事でした。
遠い国のお話のようですがフィンランドは関空から9時間のフライトで行ける一番近いヨーロッパの国なんです。



Jo


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