Joさんの旅情報

総括・印度

2007年7月12日


わずか3泊5日でこんなに刺激的な印象深い旅ができるとは思いもよりませんでした。タージマハルの美しさもさることながら、地球人口の20%、11億人もの人を擁するインド、その混沌たる光景は他のどの国でも見たことのないものでした。

文化の違いでは片付けることのできない他国との違い、それはヒンドゥー教徒 カースト制がもたらせたものなのだろうか?きっときっとそうなんだろう。
インドには無秩序という秩序が存在しているように思われます。それはそれでうまく機能しており、日常には心地良いかもしれません。そこに人という存在はあっても国家とかが見えてこないのは何故だろう、そこが国家が先に見える中国との違いと思われます。

不思議なことにイタリア・シシリーを旅した時にもインドと同じ、人と国を感じたことを思い起こしました。
車の窓を叩いて食べ物を求める子供達の貧困、道路や水道電気などインフラの未設備、時代遅れな公務員の官僚主義的対応や社会機能化したワイロの習慣等々… 世に言われる急成長するインドが実感できませんでした。やはり国家として人間的人権を保証できるのは2億人までが適正人口ではないかと、インドの11億人口は多すぎます。この国がこれからの市場として存在感を増して来ることは間違いないでしょう。しかしながら、経済で世界をリードしていくとはちょっと考えられないですね。


Jo


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