Joさんの旅情報

お金持ちウエルカム税制

2019年11月


日本の相続税に愛想つかし、英国の相続税優位のメリットを活用すべく英国に家族で住んで既に3年、飲みに行く所もなく退屈なもんで豪華ヨットを建造した友人がいらっしゃいます。
そのヨットのテムズ川進水式+処女航海に参加してきました。
しばらくは地中海に浮かべて3年後に自ら大西洋を横断してカリブに3年ほど浮かべてまたヨーロッパに戻してみたいな話です。

思うに、日本を離れて税率低い国で相続税を払う人達が明らかに増えています。いいお客さんを他にもっていかれるのは日の丸税行政としては失政の極みです。
民主主義はすべての国民に平等な権利を与える意味で素晴らしい制度だと認めます。しかしながら日本では「税金を学ぶ機会」が少なすぎるからでしょうか。正しい税の制度を教育されず、払う税金によって国民皆が公共の福祉を授かってるという認識も薄いことが嘆かわしい。
源泉徴収制度が総国民「税無関心国家」をつくったのは間違いのない事実です。国としてはこの方が確かに都合がいいからですね。
ギリシャでは外国から借りたお金は返さないと主張する政党が与党になっています。税金を払いたくない人ばかりになって国家が成り立つはずがありません。

世界は税制による「金持ちの奪い合い」になっています、高いところから低いところへ流れる水のごとくシンガポ-ルやアイルランドに企業も金持ちも流れて行っています。
しかし、日本人の殆どがそんなことに興味なく日本を離れようとしません。いゃできないんです。それは30年35年もの「住宅ロ-ン」で日本に縛り付けてるからです。
きっと将来を見越して、先の見える頭脳明晰な官僚がこの「振り込め詐欺」的制度を考えたに違いありません。だって払い終わるとその価値は悲しい現実なんだもん。

現代のそのような頭脳明晰な方は官僚を選ばずソフトバンクに就職して「どこの国で合法的に税金を払うのが得策か」を研究してるんでしょうね、高給もらって....。

Jo@ロンドン


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