Joさんの旅情報

ニュージーランドから学ぼう

2019年11月


ニュージーランドは季節が夏の終わりから秋のかかりで過ごしやすいベストシーズンです。
山々の紅葉が雄大で黄色に染まっています。

日本の本州ぐらいの広さに人口僅か450万人の農業国です。北島にはオークランドと首都ウェリントン、南島クライストチャーチだけが都会でそれ以外はのどかな丘陵地と急峻な山々が連なります。
過去は英連邦のひとつとして有利な税制に守られ英連邦諸国に農畜産物を輸出して国の経済が成り立っていました。
ところが英国のECC(後のEU)加盟で英連邦内の有利税制が廃止され一気に国の経済破綻が見えてきました、公務員が多すぎたからなんです。そこから抜け出す為に国の仕事の殆どを民間に委ね公務員数を75%減らして、一気に国の財政は生き返ったそうです。

それから時間が経過し、英連邦のアドバンテージが消え独自の生き方を模索するなかでフォローの風が吹き始めます。
オイルマネーで潤う中近東イスラム国から柔らかい羊肉の注文が殺到します。(中近東の砂漠で育った羊肉は固くてまずい)
さらに豊かな食生活を求める13億人口抱えるニイハオ国からは畜産乳製品の輸入要求が倍々ゲームを繰り返し、人口450万小国NZ経済が急に競争力を持ちはじめ国民生活が豊かに変化してゆきました。

人口減少超高齢化の日本がNZの経験から学ばねばならないのは公務員を75%減は無理としても、せめて25%ぐらい減らすことではないでしょうか。
大阪市がやったように市営地下鉄職員が公務員である必要性はなく、可能な限り民間に委ね、全国的にも公共の仕事・市バスもゴミ収集もどんどん民間に任せようではありませんか。

Jo


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