Joさんの旅情報

 アトランタ今昔     

2017年6月22日


サンフランシスコからアトランタまで飛行機で5時間、関西空港からバンコクの距離に相当します。北米大陸中南部、ジョージア州の州都、人口45万人ですが周辺も含めると600万人都市です。アトランタ空港は現在1日の発着が2700便、利用者25万人で11年連続利用者数世界一の空港だそうです。フォーチュン誌1000社中75%がアトランタに本社又は活動拠点を置いているそうで、コカコーラ、CNN、UPS、デルタ航空等の本社があり、日本企業も製造業を中心に360社が進出しており、日本領事館もあります。
1845年(明治維新の25年前)西アトランティック鉄道開通をきっかけに街の名前がアトランタと名付けられ、鉄道を利用して急速な発展を続けて行きます。
この頃の米南部は綿花作りのプランテーション(集団農業)と紡績が盛んで多くの黒人奴隷を必要としました。工業を主産業とする北米部では労働力としての黒人奴隷は必要なく、当時のアメリカ22州のうち、北部(自由州)と南部(奴隷州)がそれぞれ11周づつでバランスが取れていましたが、北部共和党からエイブリハムリンカーンが南北統一を訴えて、1860年南北戦争が始まりました。
アメリカの人口は北部2200万人、南部900万人(当時の日本総人口3100万人と同数)で熾烈な戦いは4年後に北部が勝利し、南部の奴隷制度は廃止に至りました。「風と共に去りぬ」はその頃のアトランタが舞台で戦争という嵐によって破壊された南部の貴族社会と保守的文化、そしてそれは奴隷制度の上に成り立っているという小説と映画なんです。
南北戦争終戦後、戦争で使われたガトリング機関銃等の余剰近代兵器が日本の長州軍にもたらされ、装備的優位に幕府軍を追い詰め江戸城無血開城、明治維新に繋がったことは二国の不思議な結びつきを感じてしまいます。
スペインやギリシャを旅して感じる良く言ゃおおらかさ、悪く言ゃええ加減さと、あの量だけが多いコカ・コーラと食事にはうんざりで風と共に早く去りたいです。

Jo@アトランタ


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