10月3日
そもそも国家収入源のなかったリビヤを大きく変えたのは、1959年にアメリカメジャーエッソが油田を発見した事に始まります。その後に27歳でクーデターに成功したカダフィは社会主義的なイスラムアラブ国家樹立に邁進します。アメリカは意に沿わないリビヤを敵対国とし、カダフィの自宅を空爆した。数分前にロシアからの情報で難を逃れるも彼は最愛の娘を犠牲にします。報復としてパンナム機爆破を企て世界から孤立します。
大英博物館もルーブルも展示品は統治国から奪ってきた品物です。歴史から学ぶべきは大国側からの情報だけで物事を判断するのは危険です。イラクも同じ背景が見え隠れします。
長い経済制裁の結果、海外からの投資が滞り通信、道路、流通等のインフラが相当遅れています。在留日本人はトリポリ・ベンガジあわせても50人程度です。石油はイタリア等へ輸出され国家予算の75%を稼ぎ出してる割に発展に寄与しているとは感じません。
緑の書で民主主義を批判したカダフィも63歳になり、次のリーダーについて現地の人々は彼の次男がいいんではないかと・・・・ ちょっと待ってよ!それだったら他の独裁国の権力世襲と変わらないじゃないの!がっかり。それだったら郵政改革ごときが争点のはるか東方の日が出る国の方がまだましかと変に納得してしまいました。