Joさんの旅情報

国境の島「壱岐・対馬」

2012年8月


島国日本へはシルクロード、中国大陸、朝鮮半島を経てヨーロッパの進んだ技術や宗教・文化などがもたらされました。その朝鮮半島最南端から対馬北端まではわずか50kmしかありません。(携帯電話の電波が韓国に切り替わってしまうほどの距離に位置します。)

朝鮮半島から対馬へ、対馬から壱岐、そして唐津(唐に向けた港の意味)へと伝播された文明は九州畿内から大阪奈良へ、そして日本全域へともたらされました。古代は半島から手漕ぎの船で五島列島方面に向かい、対馬海流に流されて対馬にたどり着いたそうです。近代には対馬から釜山へ映画を見に出かけたそうで、現代では釜山からジェットフォイル(高速艇)で対馬日日帰りで買い物に来られる時代になりました。

山ばかりの対馬、平坦で長崎県では二番目の穀倉地帯の壱岐、景色は異なりますが、どこまでも広がるきれいな海、おいしいお魚、人懐っこい島々の人達に都会にはないこころ穏やかな島の旅を楽しませていただきました。

Jo


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