Joさんの旅情報

カンボジア

2011年12月


15年ほど前に訪れたカンボジアのプノンペン・アンコールはポルポト時代の長い内戦を終えた直後で経済も人々の心も疲弊しきった状況でした。

今回訪れたアンコールには立派なホテルが立ち並び、一大観光地に変貌しています。カンボジアはインドシナ半島のなかで、いつの時代にも政治が安定せず、地理的にいつも大国の中国やロシア、アメリカ、隣国のタイ、ベトナムの侵略を受け、平和な時期の方が少なかったクメール(カンボジア)の歴史があります。ヨーロッパでのポーランドが地理的に侵略を繰り返させられた歴史と重なります。

そのカンボジア・アンコールに発足したばかりのロータリークラブと組んで、カンボジアの子供たちの将来に役立つ仕組み作りの模索にやってきました。学校を建ててほしい、井戸が欲しい等など。国にインフラを整える資金もなく、賄賂が当たり前で、この状況のなかで援助効果の確実性とその選択の難しさを感じています。笑顔の子供たちに励まされ、出来ることからやって行こうと思っています。あせらず、あわてず、あきらめず。が旅の基本ですが、この国では「愛情を持って」も忘れずに加えておくことにします。

Jo


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