Joさんの旅情報

ロータリークラブ世界大会報告

エバートンはシカゴから車で半時間ぐらいの郊外の街です。特に目立つ表示や看板もない建物がロータリー発祥の地で、現在のロータリー本部が置かれているそうです。

ポールハリスの銅像にはサンピエトロ寺院を訪れたカソリック教徒のように、世界からのロータリアンが心を新たにしている姿が見受けられました。あまりロータリー活動には真剣に取り組んでこなかった身でも、これだけ世界の人々に影響を与えている事に感じ入るものがありました。

この日のエバートンの街は、この百年でもっとも賑わった日であることは間違いないでしょう

7月11日


シカゴの街はミシガン湖に面した近代的で文化的な美しい街です。街中のあちこちでロータリー大会歓迎の雰囲気を感じました。大会会場は湖に面したマコーミックプレイスで運営はスムーズで、そこかしこで交流の輪が見受けられました。開会式の内容は挨拶とフラッグパレードが中心で、出し物はバグパイプ演奏自転車曲技などでした。

歓迎挨拶でブッシュ大統領のビデオが流されましたが拍手が少なかったのが印象的でした。その会場で昨年のウエルカム堂島パーティに参加されたロータリアンから声を掛けていただき懐かしい日を思い出しました。

7月25日


シカゴでは昼も夜も、楽しみ盛りだくさんの一週間でした。本場のジャズでは世界のロータリアンと盛り上がり、メジャーリーグではシカゴホワイトソックス井口選手の応援に出掛け、高津投手の登板には出会えませんでしたが家族で応援に出掛けている球場の雰囲気にひとつのアメリカ文化を感じました。

快晴の下ゴルフを楽しみ、世界の味に出会えたシカゴに期待以上の満足を感じ、来年はスウェーデンで会おうと仲間と約束してオヘア空港を後にしました。やっぱり、ロータリーの楽しみ方は世界の仲間と出会える事ですね。

8月1日


旅行中に利用したタクシー運転手に聞いてみました。 どこの出身ですか?ソマリア、メキシコ、ポーランド、ナイジェリア、エチオピア・・ひとりとしてアメリカの州を出身として話してくれる人に出会えませんでした。

民族、国籍を問わず移民を受け入れ、労働と成功のチャンスを与えようとするアメリカの考えは、単一民族でやっていく事にこだわっている我々日本とは国家運営の根幹が違う様に思われます。同じ様ではありますが自国の植民地から労働力を連れてきたヨーロッパの国々とも動機が異なっています。どれが良いかではなくそれぞれの違いなのです。

8月8日


民族、国籍を問わず多くの移民を受け入れてきたアメリカは、その労働による税収によって国家維持をめざしてきました。これから高齢社会が訪れる単一民族国家にこだわる日本はアメリカやヨーロッパから何を学ぶべきなのか。又どういう進路を選択すべきなのか。平和を維持しながら世界と共存していくためにはどうすべきなのか。

ポールハリスは、100年後の世界を見据えてロータリーの精神をエバートンから世界に発信したのかも知れませんね。

一年中あちこちと飛び回るJoさんのさまざまな視点からのリポートをお楽しみ下さい。