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“違い”を探し、“違い”を味わい、“違い”を楽しむ
“違い”にこだわるからこそ、人生は複雑で魅力的だ。
海外に旅に出るということは、まさに、その活動を短期で凝縮できる
ひと時だと言っても間違いはない。想像力を駆使して、≪違い≫を探す。
空の色、風の音、人々の笑顔、街並み、食するもの、ひとつひとつの中に
貪欲に違いを発見し、素直に感動する感性。
あなたが持っている、その素晴らしい感性を引き出し、豊かな旅のお手伝いをしたい。
それが私の願いです。
“感性を刺激しに旅に出かけませんか?”
そんな招待状のようなレポートをこれから皆様にお届けしたいと思います。
ペコン倫子
ブルゴーニュワインだけを審査するコンクール体験
第10回フェミナリーズ世界ワインコンクール
2007年から始まったワイン業界のプロの女性だけによるワイン審査会「フェミナリーズ世界ワインコンクール」が
今年10回目を迎えました。
開催会場は例年通り、ブルゴーニュ地方のワインの首都ボーヌ。フランス、欧州を中心に世界から約3800本のワインが集まり700名の世界17カ国から集まった女性たちに吟味、評価されました。
写真1(700名の席が整然と準備され、審査員を待つ会場風景。)
写真2(審査が始まると会場は静寂に包まれ各自、真剣な眼差しで審査用紙を埋めていく。)
1日40種を試飲!
私自身は4度目の参加ですが、もちろん毎回評価するワインは異なります。
この日、午前中の第一部審査ではシャンパンを12種試飲した後シャブリが続き、
最後はバニュルスという素晴らしい甘口ワインとの出会いに感動しました。
バニュルスは、ラングドックを代表する、甘口ワインです。色は、見事な琥珀色。
香りは、とろけそうなほど、甘美で複雑でした。なかなか、飲む機会がないお酒であるかつ、これほどのレベルに会うと、一生、記憶に刻まれる思い出を得た瞬間でした。ほぼ満点に近い点を記入しました。
全員による記念撮影の後、午前中にエントリーしたワインがずらりと並ぶ中、ブッフェ式のランチをとりました。ここで、好得点をマークしたワインのラベルを始めて、確認できるので、ベテラン審査員はチェックに余念がありません。そのワインを今度は、食事と味わえるのも魅力だからです。
昼食後のフリータイムの後、16時から第2部の審査に挑みました。午前と午後でそれぞれ20種づつ、計40種の試飲に全神経を集中させたので、終了すると頭が空っぽになりました。
写真3(審査が終わったワインは、どれを選んできてもOK)
写真4(番号順ではないのでワイン探しは、至難の技)
第10回記念の特別イベント!
広島の日本酒テイスティング、生ガキとコンテとのマリアージュ
これまでは、例年と同じプログラム。第2部の審査を終えて出てくると
玄関ホールに広島県の酒蔵4社のお酒が並べられていました。日本酒だけでなく。そのマリアージュを堪能するお伴として選ばれたのが、フランス人にはお馴染みのブルターニュの生ガキとジュラ地方のチーズ、コンテ!元々、ワインの審査を40種終えた後の彼女達の味覚を刺激する感覚は、全開だったのだろう。4種をじっくり、味わい、そのマリアージュに舌鼓みを打っていた。私は、自分のお皿を探しに行く途中で、日本酒についての質問責めにあいました。
特に今回はフェミナリーズの日本広報大使として選ばれ、初参加された友田晶子さんが
会場でわかりやすく、女性審査員たちの質問に答えることができたことで日本酒の特性を理解しながら、4種の違いを試飲できた人も多かったはずです。とにかく、さすが、フェミナリーズの審査員。好奇心の旺盛さとお酒とつまみのマリアージュに意識を集中して吟味している姿は、圧巻。
約350人の女性が、ワイングラスに注がれた日本酒を飲んでいる光景には圧倒される迫力がありました。友田晶子さんと参加するフェミナリーズツアーは、来年も企画される予定なので、ワイン業界に従事している、またはワイン愛好家の女性は、お気軽にツアーデスクに問合わせてみては?
写真5(開けられたばかりの新鮮な生ガキが並ぶカウンター)
写真6(主催者に紹介される、友田晶子フェミナリーズ日本広報大使)